Webページを作るとき、いろいろなもののサイズを調整することが多くあります。
例えば、横幅いっぱいに画像を表示したり、特定のボタンだけ小さくしたりといった調整です。
この記事では、width
・height
の基本と、Webでよく使われる単位について学びながら、実際に試していきましょう!
要素の幅を指定する(width プロパティ)
width とは?
width
は、要素の横幅を指定するプロパティです。
次のように、さまざまな単位を使って指定できます。
実際に試してみよう!
次のHTMLを作成して、index.html
として保存してください。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>widthの基本</title>
<link rel="stylesheet" href="style.css">
</head>
<body>
<div class="width-100px">100pxの幅</div>
<div class="width-50percent">親要素の50%の幅</div>
<div class="width-10vw">画面幅の10%の幅</div>
</body>
</html>
CSS(style.css)
次に、CSSのコードを style.css
に保存しましょう。
.width-100px {
width: 100px;
background-color: lightblue;
}
.width-50percent {
width: 50%;
background-color: lightcoral;
}
.width-10vw {
width: 10vw;
background-color: lightgreen;
}
widthの値(100px、50%、10vw)をいろいろと変えながら、イメージを掴んでみましょう。
要素の高さを指定する(height プロパティ)
height とは?
height
は、要素の縦の高さを指定するプロパティです。
実際に試してみよう!
<div class="height-100px">高さ100px</div>
<div class="height-50vh">画面の50%の高さ</div>
CSS(style.css)
.height-100px {
height: 100px;
background-color: lightblue;
}
.height-50vh {
height: 50vh;
background-color: lightcoral;
}
widthの値(100px、50vw)をいろいろと変えながら、イメージを掴んでみましょう。
Webで使われる単位の種類
次に、WEB上でよく使う単位の種類について解説をします。
単位は大きく2つに分かれます。
- 絶対単位:この大きさ!とpxで指定する(5cm!みたいな指定方法。どこにいっても5cmは5cmで変わらない)
- 相対単位:何かに対してどれくらいという指定方法(画面の横幅の半分みたいな指定方法。画面の横幅はPCによって変わるので、何cmになるかは分からないが、とにかく半分にはなる)
絶対単位(px)
- px(ピクセル): 画面上のドットの数を基準とする。
- 固定サイズでデザインしたいときに使う。
相対単位(%、em、rem、vw、vh)
単位 | 説明 | 使用例 |
---|---|---|
% | 親要素に対する割合 | ボックスの幅を50%に設定 |
em | 親要素のフォントサイズを基準 | 1.5em は 1.5倍のサイズ |
rem | ルート(html)のフォントサイズを基準 | 2rem は 2倍のサイズ |
vw | 画面幅の割合 | 50vw は画面幅の50% |
vh | 画面高さの割合 | 50vh は画面高さの50% |
いろいろな単位を試してみよう!
以下のHTMLとCSSのコードをコピーして、自分で値を変更して試してみましょう。
HTMLファイル(index.html)
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>CSSの単位を試そう</title>
<link rel="stylesheet" href="style.css">
</head>
<body>
<h1>CSSの単位を試してみよう!</h1>
<div class="box">このボックスのサイズを変更してみよう!</div>
</body>
</html>
CSSファイル(style.css)
次に、以下のCSSコードを style.css
に保存してください。
.box {
width: 50%;
height: 20vh;
background-color: lightgray;
text-align: center;
line-height: 50px;
border: 1px solid black;
}
いろいろな単位を試そう!
以下のように、CSSの width
や height
の値を変更して、どの単位がどのように影響するか試してみましょう!
試せる値の例:
width: 100px;
→ 固定の100px幅にするwidth: 75%;
→ 親要素の75%の幅にするwidth: 10vw;
→ 画面幅の10%の幅にするheight: 50px;
→ 固定の高さにするheight: 100vh;
→ 画面の高さいっぱいにする
値をいろいろ変えて、どんなふうに動作するか確認してみましょう!
問題集
Q1. 要素の幅を指定するプロパティは?
- height
- width
- size
Q2. 画面全体の50%の幅を指定するには?
- width: 50px;
- width: 50%;
- width: 50vw;
Q3. 親要素のフォントサイズに対するサイズ指定は?
- em
- px
- vh
✅ 答え: Q1→2, Q2→3, Q3→1
まとめ
width
で要素の横幅を指定できるheight
で要素の高さを指定できる- 絶対単位(px): 固定サイズで使う
- 相対単位(%、em、rem、vw、vh): 画面や親要素に対して調整できる
- いろいろな単位を試して、どんな時に使うのが適切か学ぼう
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